若さの勝ち #3

『国民8,700万人』
さてこの国はどこでしょう ??

そうです、我が国のおよそ50年後、2070年の人口予測です。(国立社会保障・人口問題研究所2023年11月13日発表)
現在の人口が、ざっくり1億2409万人ですから(2023年8月確定値から2024年1月の概算値:総務省発表)約3.600万人減少という試算です。

前述の人口問題研究所の発表には、現役世代(15-64歳)が高齢者何人を支えるかの「潜在扶養指数」も出ていて、2020年は2.1(現役2.1人で1人を支える)から2070年は1.3と予測しています。

そのような状況の中、北は北海道、南は九州福岡までの代理店様15社、計57名の新入社員の方を対象とした「営業基礎セミナー」を4月16日~17日、18日~19日の2回に分け、神戸研修センターで実施させて頂きました。 
ありがとうございました。

派遣いただいた方々以外にも多くの新人の方が、各代理店様へ入社されたことを大変うれしく感じております。

毎年この研修は疲れます。
理由は簡単です。
参加者の若さに負けないように老体に鞭打って、元気で強い声を出し続けるためです。

4日目午後ともなればプロとしては恥ずかしいのですが、
ところどころ声が擦れてしまい舌は噛むし、
もうヘロヘロです。
しかし、顔には出せません。
僕は、仕事はどんな時でも「勝負だ」と考えていますので、声の大きさ一つとっても負けるわけ行きません。

僕はもう高齢者の仲間入りをしています。
この「独り言」に目を通して頂いている方の多くは、会社では管理職や経営幹部の仕事をしておられると思います。

今の豊かな(他国と比較して安全面含め)日本を創ってこられたのは、
僕の1世代前の方達と僕たち含めた「勝ち負け」大好きな価値観の方が中心となります。(個人的感想)
その価値観を持って観ると、今年の新人達は「柔軟さ」を強く印象付けてくれました。

若い時、いろいろな事に反発していた自分を考えると、今年お会いした新人の方達は
自分を取り巻く状況を受け入れています。
それを論理的に分析して考える人もいれば、上手に取りまとめて「解」を出すことが出来る人もいました。

優秀です、しなやかです。
この人達が人口減少という誰も経験してこなかった環境の中で、きっと最適な「解」を出し続けてくれるのだと強く感じることが出来ました。

縄文の昔から、若さが新しい世の中を創ってきた事実を正しく理解し、
彼らが幸せを追求するサポートをしていこうと改めて考えた4日間でした。