悩める管理職に朗報!! ~今までは何だったんだよ!~  #2

環境の変化は我々が働く企業、職場にも思いもよらぬ影響を与えるようです。

東京大学先端技術研究センターの松尾朗子特任教授、熊谷晋一朗准教授らの研究グループが、日本企業では謙虚なリーダーの下にいることで部下が物おじせず意見を言え、本領を発揮しやすくなることを突き止めたそうです。

(調査は、国内の複数の企業から集めた平均年齢35.6歳の回答者462人を対象にオンライン調査を実施、物おじせずに自分の意見を言える状態を指す心理的安全性、リーダーの謙虚さを図る質問をし、結果を統計学的手法で分析)

松尾特任教授は、「この結果は従業員が最大限の力を発揮するための大きなヒントになる」
とみているそうです。(出典:大学ジャーナルオンライン)

 ご存じのように、リーダーシップの研究は大昔から行われていて、
・やれ「偉人に学べ(リーダーシップ特性理論)」や
・「X理論Y理論(ダグラス・マグレガー)」
・「マネジリアル・グリッド(リーダーのタイプ分け理論:ブレーク氏・ムートン氏)などのリダーシップ行動理論」 
・「SL理論:蒸気機関車のように、、、ではありません。部下の成熟度合いに応じて異なるスタイルをとるべきだ。
  リーダーシップ状況適応理論ポール・ハーシー、ケネス・ブランチャード)」
等々

私もそうでしたが、企業研修やご自分で勉強してきた人達は、ことリーダーシップに関して
『じゃ、私はどうすりゃ良いの?』
状態だったと思います。

松江尾特任教授、頑張ってください。

組織のリーダーの役割を最高に単純に「組織の合計成果を高め続ける」とすれば
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そのためにはメンバーが力を思う存分発揮し、かつ疲れない(病まない)ことが大切
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そのためにリーダーは謙虚さをもってメンバーに接する

さすが我が国、なんとシンプルなんでしょう!

えっ、何ですって? 
『謙虚になるのが難しい』??

昔から言うじゃないですか「実ほど首を垂れる稲穂かな」って!